【育児マンガ掲載】睡眠退行はなぜ起こる?生後3〜4か月に始まる理由と乗り越え方の体験談

育児漫画

生後3〜4ヶ月頃になると、よく寝ていた赤ちゃんが急に寝付きが悪くなったり、夜泣きをするようになったりした経験はありませんか。実はこの頃に睡眠退行が始まる赤ちゃんは多いのです。その理由と、生後3〜4ヶ月の赤ちゃんの睡眠退行期の乗り越え方を体験談でご紹介します。

4コマ漫画 061 【4か月】夜泣き

睡眠退行

睡眠退行とは

生まれたばかりの赤ちゃんは、一日の時間のほとんどを寝ることと起きておっぱいを飲むことで過ごします。月齢が進むんでいくと徐々に起きている時間も長くなり、長い時間寝てくれるようになります。このように今までよく寝ていた赤ちゃんですが、昼寝が細切れになったり、夜中に起きるようになったり、ぐずぐずして寝付きが悪くなったりします。これが睡眠退行と呼ばれる現象です。

赤ちゃんの睡眠退行

  • 昼寝が短くなる
  • 夜泣きが増える
  • 寝る前にぐずることが多くなる
    など

睡眠退行が起こることは、赤ちゃんの体や脳の発育・発達が関係しています。
夜間の睡眠と昼間の覚醒の生体リズムは、脳の大脳視床下部が司っています。そこでは、眠くなったり覚醒したりする神経の調整ホルモンの分泌、体温調節を行っています。赤ちゃんは体や脳の発育・発達に伴い、睡眠と覚醒のパターンが変化していくのです。

睡眠退行が起こる時期

睡眠退行が起こる時期は、2歳までに数回あると言われています。1回の睡眠退行の期間は数日から数週間続きます。

赤ちゃんがぐずりやすくなる時期について、メンタルリープの周期を参考にしている方もいますよね。メンタルリープが起こるのは、赤ちゃんの知能の急激な成長によるものとされています。

生後3〜4か月で睡眠退行が始まる理由

新生児の頃は脳の発達が不十分のため、昼と夜の区別がついていません。そのため夜に何度も起きてしまい、寝かしつけや夜間の授乳が大変に感じるママもいますよね。出生後1か月頃までは、赤ちゃんの一日の3分の2を占めている睡眠のおよそ50%がレム睡眠です。レム睡眠は浅い眠りです。以降、赤ちゃんの成長とともにレム睡眠は減少していきます。

生後3〜4か月ごろから昼夜の区別ができるようになり、体内時計が整ってくると言われています。この体内時計を調整しているホルモンはメラトニンと言い、これは生後3か月以降に分泌が始まります。メラトニンは1歳頃まで急速に分泌量が増加します。睡眠のうちレム睡眠の割合は急速に減少していきます。

つまり、生後3〜4か月ごろから睡眠退行が見られるのは、体内時計に関わる調整ホルモンすなわちメラトニンの分泌が始まることが原因の一つと考えられます。また、一日の睡眠のうちレム睡眠の割合が急速に減少していく過程にある時期でもあるので、睡眠のスタイルが大きく変わるタイミングなのです。

もちろん、この生後3〜4か月時期に睡眠退行がない赤ちゃんもいます。

生後3〜4か月での睡眠退行の乗り越え方

生後3か月から4か月の赤ちゃんは、睡眠に関わるホルモンの分泌が始まり体内時計ができ始める時期。浅い眠りのレム睡眠も減少過程にある時期。では、この頃はどのように睡眠退行の期間を乗り越えれば良いのでしょうか。体験談を紹介します。

睡眠退行の乗り越え方① ねんねのルーティンを確立させる

寝るときにはいつもガーゼのタオルケットを握らせています。「タオルケットを渡してお布団に連れていく、イコール寝る時間」というルールを覚えてもらいたいがためです。生後1、2か月の頃の赤ちゃんはこの儀式にあまり関心がなかったようですが、3か月ごろになると周りのモノにも興味を持つようになりましたし、タオルケットを渡されると「これはねんねの合図なんだな」となんとなく理解してきたような気がします。(3ヶ月baby)

周りのモノにも興味が広がり、知力も高まる生後3ヶ月のころ。ねんねのルーティン、ねんね前の儀式を確立させて、赤ちゃんが気持ちよく眠れる環境を整えてあげます。

睡眠退行の乗り越え方② 抱っこではなく布団で寝かせる

赤ちゃんが寝るまで抱っこをして、布団に置いたら起きてまた抱っこ。特に夜はそれが大変でした。3ヶ月ごろからママの隣で一人で遊び、眠くなって自然に寝ることもありました。寝返りできるようになると、布団で仰向けにさせていても自分で寝返りをして寝てしまうことも。夜寝かしつけるときは、赤ちゃんの布団の隣で横になって、抱っこではなく布団でねんねできるように慣れさせました。大変な抱っこでの寝かしつけが減って楽に感じました。(4ヶ月baby)

抱っこでの寝かしつけから、布団でねんねへ移行する練習をします。赤ちゃんが自然に一人でも安心して寝られるようになると、寝かしつけが楽になるかもしれません。

睡眠退行の乗り越え方③ 根気良く付き合う

新生児期は起きるのが夜間でも2〜3時間おき。それがだんだん長くなり、生後3ヶ月では夜8時間ほど連続で寝てくれるようになって楽になりました。それなのに、生後4ヶ月でまた夜中2時や4時に目が覚めて泣き出すようになりました。

生後3〜4か月の睡眠退行は仕方のないこと。そう割り切って、新生児の頃を思い出して乗り越えました。「そのときできたのだから、できる!」と思って。当時と比べると自分もママとして成長しているはずだし、赤ちゃんも成長して扱いやすくなったのでまだ頑張れました。(4ヶ月baby)

睡眠退行期の赤ちゃんは、夜中に急に起きて泣き出したり、寝る時間になってもいつまでもぐずぐずしたり、まるで新生児に戻ったようになってしまいますね。ママにとっては体力的にも精神的にも辛いこともありますが、「これは成長の一つだ」と割り切って赤ちゃんに根気よく付き合います。ずっと続くことではないので、心配することはありません。

まとめ

生後3〜4ヶ月赤ちゃんの睡眠退行についてご紹介しました。睡眠退行の乗り越え方も赤ちゃんの性格やおとなの方の生活リズムによって様々な方法があると思います。いつかは終わりがくる睡眠退行期なので、神経質になり過ぎずに付き合っていきましょう。



参考文献
(1)子どもの睡眠と脳の発達 ─睡眠不足と夜型社会の影響─,大川匡子,2010

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